お母さんは大変ですね そして強いですね。映画「おおかみこどもの雨と雪」
今更なんですが、「おおかみこどもの雨と雪」を観ました。「お母さんは大変ですね」「そして強いですね」というのが、正直な感想。作者は男性なんだけど。
監督の、家族の話→母の話→父の話、と続くラインの中の、「母の話」。
いきなり、全然関係ない話に飛ぶのですが、とある地方創生系のフォーラムに行ってきました。そこで思ったのは「女性の少なさ」でした。たぶん5%くらい?さすがに少ないな、と。20%くらいは女性かなと予想して行っていたのですが。
地方創生って「女性の力」がすごく大切だと思うのです。でも現実には大元のところは「男性」が動かしているのかと思いまして。ちょっとがっかりしたのです。
もちろん、現場ではたくさんの女性が活躍していることは知っているのですが・・・。
作品の中で、母である花が田舎に移住してきます。これを「地方創生」と言うのは無理があるかとは思いますが、ひとつの選択肢ではあるわけです。子どもを健康に育てようと考えた時には、確実に都会に住むよりは良い部分が多いと思います。
教育現場の端っこに携わる身として考えても、地元を愛する気持ちや親を愛する気持ちが、子どもの自己肯定感に繋がっていることは間違いないと思います。親や家や環境を嫌って自己肯定感を育てるのは至難の業です。
でも、これからの日本に必要なのは、子どもたちが「自己肯定感」を育むことだというのは確実じゃないかと。そして彼らが「自分たちも子どもが欲しい!」と自然に考えることができるような世界になってほしいと思うのです。
その意味では「地方創生」にお金をばらまくことよりも、「少子化対策」が先だと思いますし、本当に「少子化」を脱却するためには、子どもたちが、親を家を地域を自分を、好きになることが必須状況と考えます。
ちょっと暴論かもしれませんが、日本の少子化が進んだ背景には、子どもに対する肯定的な係わりが減ったのが原因かもしれないと思わざるをえないのです。
ということは、「心理カウンセラー」という職業は、日本の「少子化」という問題を解決する資源をたくさん持っている、のかもしれません。(日本においては「少子化」さえどうにかなれば、けっこうな問題が解決できると思います。)心理カウンセラーが独立して商売するとき、そんな社会的貢献という視点もあなたのビジネスモデルに入れても、面白いかもしれませんね。
そんな自己肯定感を成績アップと連動させていこうというのが、このブログの考え方です。自己肯定感に関しては、過去記事に詳しく書いています。
追記:「マッドマックス」観てから、女性問題について考えることが多くなりましたね。前回の談話の記事もそうですし。おそるべし「マッドマックス」。ヒャッハー!(このくだりは本文とは一切関係ありません。)