ローカルフリーランス日記

北九州地方に住むフリーランス。話を聴く人。イベント作り。創業機運醸成、防災、街づくり、引きこもり支援、博物館、フードイベント、句会、古代史研究会など。昔のことは→ https://works.toiroha.jp/500

読書・映画

オススメ本のご紹介 『疫病と世界史』

私、文庫が好きなんですよね。 小さくて、持ち運びやすいのがいいところです。ポケットに入る仲間みたいな。 長い旅を一緒にしてきた気がします。例えばこの本。 『疫病と世界史』著:ウィリアム・H. マクニール おそらく、人類がスタートしてから今まで、戦…

自分のルーツを探す旅。そしてカタルシス。~読書:『また会う日まで』(著:ジョン・アーヴィング)

高校生にオススメしたい、本を読む素晴らしさ やっぱり読書って面白いなあと思うのは、昔、読んだ本の中にも、何度も読み返したい本もあれば、お気に入りのシーンだけを何度も読みたいものがあるからです。 世の中には素晴らしい物語がたくさんありますが、…

互いに思いやり、助け合う暮らし。

前回の記事に書いた、カート・ヴォネガットの「これで駄目なら」があまりに心に染み渡るので、追記を。前回の記事はこれ。 この本の良さをさらに伝えたいと考えているのだが・・・。 私が文章的なセンスがもっとあれば、自分の言葉で書いていくのだが、やは…

憎悪無しにやってみようとしているだけ~読書『これで駄目なら』著:カート・ヴォネガット~

私が大学生だった時「ガツン!」と衝撃を受けた本の中に、『チャンピオンたちの朝食』という本がある。 まあ、恥かしいことを言えば、村上春樹がデビュー作である『風の歌を聴け』という小説を書いたときに大きく影響されたという話を聞いて、手に取った本だ…

V6!記念に、マッドマックスについてもう一度語ろう。

何度も言いますが、2015年最高の映画は『マッドマックス 怒りのデスロード』です。 いや、現時点、21世紀最高の映画かもしれません。 先日の話で恐縮なのですが、惜しくもマッドマックスは、アカデミー賞の「作品賞」「監督賞」を取り逃がしました。 V8(8部…

彼女や妻に捨てられる話が、大好きだ。

トピック「映画監督」について 好きな映画監督ということなので、つらつら書いていこうと思います。 15年くらい前、映画が大好きでした。 大学の頃、ちょっと恥ずかしい話なのですが、映画を作るサークルに入っていました。そのときに、5年間、年間100本ずつ…

読書『忘れられた巨人』(カズオ・イシグロ) ~客観的な視点の重要性~

自分自身が見失いつつありますが、このブログは「中学生の成績アップを、学力・メンタルの両面からサポートする」ブログです。 では、今日も読書感想文です。っておい。 言い訳として「中学生に良質な物語にたくさん触れてほしい」と言っておきます。 いつも…

私は断然ウスターソース派! 読書『めしばな刑事タチバナ』20 

皆さんは、ソースと言ったら何を思い浮かべますか? 例えば、コロッケには何をかけますか? ほかほかの揚げたてコロッケを、まずはなにもつけずに口に運びます。 サクサクの衣の奥には、ジュワッとでてくるじゃがいもの旨み。 あ、でも、やっぱりもう一味欲…

読書「べつの言葉で」(ジュンパ・ラヒリ) 今生きている場所への安心感は普遍ではない

個人的に、今、生きている小説家の中で、ベスト3を挙げるとすると、 ①ポール・オースター ②カズオ・イシグロ ③ジュンパ・ラヒリ の3人になります。 その、ジュンパ・ラヒリさんの最新作。『べつの言葉で』 (と言っても3ヶ月前くらいに出版されてます) べ…

心理カウンセラーは全員読んでいい~読書『森田療法』(著:岩井寛)

どうも、今日は心理カウンセラーの皆さんに向けて送ります。 中学生にはちょっと早いかな?高校生なら読んでOKだと思います。 『森田療法』(著:岩井寛) おそらく日本において、一般的なカウンセリングスクールでは「来談者中心療法」をお伝えするところ…

中学生も読んでいいと思う。『世界史(W・H・マクニール)』シリーズ

国語の塾講師をしながら、心理カウンセラーを養成していたりもしています。 YAPPYです。 今日は、中学生にはちょっと簡単じゃないかも?とは思いますが、 歴史&国語を学ぶのに、オススメのシリーズを紹介しますね。 (中学生でも国語が得意な生徒はギリギリ…

読書『低地』(ジュンパ・ラヒリ) 物語に流れる悲しさ。我々の持つ家族への悲しさ。

ここ数日、この本を読んでいる間はほとんど他のことを考えませんでした。 読み終わってからも、自分の感情を整理するのに時間がかかりました。 他のことをブログに書くような余裕が無かったです。 低地 (Shinchosha CREST BOOKS) 作者: ジュンパラヒリ,Jhump…

「3月のライオン」は当ブログのダントツ一押し漫画です

先日、当ブログのイチオシ漫画の新刊がでました。 3月のライオン 11 (ジェッツコミックス) 作者: 羽海野チカ 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2015/09/25 メディア: コミック この商品を含むブログ (26件) を見る 当ブログを読んでいる中学生は、全員必読!…

カウンセリングの過程を言語化するとこんな感じ、っていう本をオススメ。

面白い本を見つけたのでご紹介。(心理カウンセラーの方向けかも) 心理カウンセラーの皆さんが実際に活動するとき、 「自分のカウンセリング技術を体系化して誰かに伝えることって簡単ではない」 と思われているのではないでしょうか。 知らない人にオスス…

好きな本を好きなように読もう!

前回「図書館って、本当に良いところですよね。」という記事を書きました。 図書館って本当に素晴らしいところだと思うの巻 - 国語力アップ×メンタル強化=がっつり成績アップ術 プロフェッショナル心理カウンセラーYappyのブログyappyhappy.hatenablog.com …

図書館って本当に素晴らしいところだと思うの巻

皆さんは、以下のツイートをみましたか? もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃…

映画『イエスマン~”YES”は人生のパスワード~』

心理カウンセラーという立場から、いろいろと今まで、「自己肯定感」をキーワードに書いてきました。 そんな中、『イエスマン』をちょっとご紹介。ジム・キャリーの映画で、まあ、コメディー映画です。 「全てにイエスって言うと、どうなるの?」というお話…

読書『その名にちなんで』

街作りの方々が集う飲み会に参加した帰りの電車で読み終えた。この車両には、僕の他には一人しか乗っていない。少し酔っているので、入力する手が覚束ない。少し感傷的になるかもしれない。でも書く。 この本を読んだのは、地元図書館の館長がオススメしてく…

お母さんは大変ですね そして強いですね。映画「おおかみこどもの雨と雪」

今更なんですが、「おおかみこどもの雨と雪」を観ました。「お母さんは大変ですね」「そして強いですね」というのが、正直な感想。作者は男性なんだけど。 監督の、家族の話→母の話→父の話、と続くラインの中の、「母の話」。 おおかみこどもの雨と雪(本編1…

読書『グレート・ギャッツビー』

ぼくがまだ年若く、いまよりもっと傷つきやすい心を持っていた時分に、父がある忠告を与えてくれたけれど、爾来ぼくは、その忠告を、心の中でくりかえし反芻してきた。「ひとを批判したいような気持が起きた場合にはだな」と、父は言うのである「この世の中…

読書『ホテル・ニューハンプシャー』

相変わらず、と言っていいのかわからないんですけど、 本当に、ジョン・アーヴィングの小説は面白い。 ジョン・アーヴィング - Wikipedia 『ホテル・ニューハンプシャー』は 日本語訳が昭和61年にでてるみたいなので、 もう30年以上前の作品なんですね。 自…

読書『ムーン・パレス』

どうも、活字中毒のYAPPYです。 国語力とメンタルを鍛え、成績アップを目指すこのブログ。 国語力は読む量に比例して上がるとお伝えしています。 てなわけで、読書についても触れていきます。 (ここは私の個人的趣味を語るページでもあります) 前回、ポー…

なぜ書くか

どうも、国語の力をぐぐっと上げる。 プロフェッショナル心理カウンセラーのYAPPYです。 いつも読んでいただいている皆様、ありがとうございます!! 50記事に到達しました! とりあえず50まで毎日書こうと思っていたので、ここまで来れて嬉しいです。 やっ…

読書「銀の匙」(漫画のほう)

どうも、国語講師心理カウンセラーのYappyです。 前回が長い記事だったんで、今回は軽めに漫画の話。 いつかの記事で、 物語だけでなく、 漫画ですら読めていない生徒たちも多い。 という話をしました。 そもそも、漫画も読んだことのない、生徒も少なくあり…

自由について~「21世紀の自由論」から「神学大全」を思いだした

どうも、心理カウンセラーのYappyです。今日は長文なので、学力アップを目指される方はスルーして、ぜひ昔の記事をお読みくださいm(__)m (カテゴリーやレイアウトを調整したので読み易くなったかも) この記事にも書いた 読書「21世紀の自由論―「優しいリ…

読書「21世紀の自由論―「優しいリアリズム」の時代へ」

どうも、活字中毒、塾講師、心理カウンセラーのYAPPYです。 たまには、読んだ本の話など。 読書「21世紀の自由論―「優しいリアリズム」の時代へ」 著;佐々木俊尚 中学生にはちょっと難しいかも。 高校生なら、読めていいと思います。 特に、 これから、子…

好きな作家の話

どうも、活字中毒のYappyです。 ここ何回か、学力(特に国語力)アップのために、 読書が大切、映画もイメージの補完のために良い、 という話をさせていただいています。 読書について語ると、非常に長くなるので、 今日は、「私が好きな作家」について話し…

最近見た映画の話「ライフ イズ ミラクル」

どうも、最近はほぼ映画館に足を運んでいないYappyです。 前回まで、 読書と映画についての効用みたいな話をしてきました。 どういうことかというと、 国語力アップ ↓(のためには) 読書の絶対量が大事 ↓(だけど) 経験が足りないのでイメージできず、読め…

本を読むこと 映画を観ること (学力アップのために)

どうも、九州の北のほうで、塾講師もしている、Yappyです。 昨日、読書や映画について書きました。 今日はその続きですね。 私は国語を担当していますので、 国語力アップに関して書きますね。 まず、 文章が読めていない生徒は、 漫画も読めていないことが…

本を読むこと 映画を観ること (個人的な意見)

読んでいただいている方、いつもありがとうございます。 今日は「本と映画」について、 個人的な意見を、語りたいと思います。 まず、 僕は、民放をほとんど見ません。見るとしても、CSでJスポーツ見る映画くらいです。 もっと下らないことをいっぱいしてい…