ローカルフリーランス日記

北九州地方に住むフリーランス。話を聴く人。イベント作り。創業機運醸成、防災、街づくり、引きこもり支援、博物館、フードイベント、句会、古代史研究会など。昔のことは→ https://works.toiroha.jp/500

国語力が上がる瞬間を見たことがあるか

皆さんは、

自分の国語力って、実感できますか?

 

特に、いつごろ、その国語力がアップしたって、

気づいています?

 

このタイミング!っていうのがある人は

凄いと思います。

 

「あまり、わかんないな~?」

という方がほとんどではないでしょうか。

 

 

そう、

知らぬ間に、いつの間に、

力がついているのが、国語なのです。

 

そう、

意識より、思考より、

体で身につけるのが、国語なのです。

 

 

私は、塾の先生として、

生徒たちの国語にふれていますが、

そこでも、

生徒たちが気づくのは、

実力テストというものの、結果だけだったりします。

 

でも、それは、あくまで、

点数を取るためのテクニックを知っただけで、

国語の力がアップしたタイミングではないのです。

 

 

では、

 

私の主観で、

 

いつ国語力があがっているのか、

 

そ、お伝えします。

 

それが、皆さんの勉強や指導に役立つと思いますので、

シェアしておきます。

 

 

 

それは、

 

①名文を暗唱したとき

②難度の高い文章を理解したとき

 

です。

 

 

特に、①は、学校の勉強で、

中2:枕草子

中3:百人一首

を覚えたときです。

 

本人たちはわかってないかもですが、

 

マジで変わります。

凄い伸びます。

 

やはり、1000年以上の時を超え、

残っている文章には、力があるということなのでしょう。

 

学校で覚えさせらて、嫌だな~と

思うかもですが、しっかり覚えたほうが良いです。

 

人生に、すご~く、良い影響を及ぼすと思いますし、

日本人としての深みも増すと思います。

 

まさに、体が覚えてくれます。

 

 

②難度の高い文章

については、

その時々において、自分より少し高いレベルの本を読むことです。

 

で、どのへんが、少し高いのか、ということですね。

 

これは、本当にさまざまではあります。

 

高校生で、

論理哲学論考』(著:ウィトゲンシュタイン)くらい読めたら、

言うことないです。

 

少しじゃないって、

そりゃそうですよね。

当然、僕も読めなかったですけどね。

 

これが、高校生のときに、さらっと理解できたら、

業界のスーパースター確定ですので、

ぜひ、哲学の世界を変えてあげてください。

 

 

まあ、それは置いといて、

中学生の高校受験をベースにこのブログは書いています。

 

基本的には、中学生だったら、

高校の教科書から、何か読んでみるのが良いと思います。

高校の教科書は、大人にも面白いですよ。

 

 

で、ちょうど今日、

とあるきっかけがあって読み直していた本が、こちら

人生論 (新潮文庫)

人生論 (新潮文庫)

 

 『人生論』(著:トルストイ

 

トルストイの小説に関しては、

その長さがキツイとは思うのですが、

中学生の時に、

このくらいの文章を、1日5行くらい(1段落ずつくらい)

ゆっくり理解していければ十分です。

 

量を読むことだけが読書ではありません。 

少しずつなら、必ず理解できるはずです。

 

「一人一人の人間にとって、生きるということは、幸福を望み、獲得することと同じだし、幸福を望み、獲得することは、生きることと同じである」

(第1章 人間の生命の根本的な矛盾。 より)

 

ほら、ぎりぎり読めそうな雰囲気あるでしょ?

あなたの人生にとっても、

きっと良い影響を及ぼすでしょう。

オススメです。

 

きちんと、通読して、ある程度理解できたら、

成績アップも、国語力アップも間違いなしです!

 

 ちなみに、私の、人生で一番の書は、

カラマーゾフの兄弟』(著:ドストエフスキー

です。

大学1年の時に読んでいた時は、

友達や恋人、全て失っても良いとさえ思える、

至福の時間でした。

 

そのへんについては、また書きますね。

 

「まとめ」

学校の授業で暗唱させられるものは、

あなどれない価値がある。

絶対やるべき。

 

 

 

論理哲学論考 (岩波文庫)

論理哲学論考 (岩波文庫)

 

 

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)