国語力が上がる瞬間を見たことがあるか
皆さんは、
自分の国語力って、実感できますか?
特に、いつごろ、その国語力がアップしたって、
気づいています?
このタイミング!っていうのがある人は
凄いと思います。
「あまり、わかんないな~?」
という方がほとんどではないでしょうか。
そう、
知らぬ間に、いつの間に、
力がついているのが、国語なのです。
そう、
意識より、思考より、
体で身につけるのが、国語なのです。
私は、塾の先生として、
生徒たちの国語にふれていますが、
そこでも、
生徒たちが気づくのは、
実力テストというものの、結果だけだったりします。
でも、それは、あくまで、
点数を取るためのテクニックを知っただけで、
国語の力がアップしたタイミングではないのです。
では、
私の主観で、
いつ国語力があがっているのか、
そ、お伝えします。
それが、皆さんの勉強や指導に役立つと思いますので、
シェアしておきます。
それは、
①名文を暗唱したとき
②難度の高い文章を理解したとき
です。
特に、①は、学校の勉強で、
中2:枕草子
中3:百人一首
を覚えたときです。
本人たちはわかってないかもですが、
マジで変わります。
凄い伸びます。
やはり、1000年以上の時を超え、
残っている文章には、力があるということなのでしょう。
学校で覚えさせらて、嫌だな~と
思うかもですが、しっかり覚えたほうが良いです。
人生に、すご~く、良い影響を及ぼすと思いますし、
日本人としての深みも増すと思います。
まさに、体が覚えてくれます。
②難度の高い文章
については、
その時々において、自分より少し高いレベルの本を読むことです。
で、どのへんが、少し高いのか、ということですね。
これは、本当にさまざまではあります。
高校生で、
『論理哲学論考』(著:ウィトゲンシュタイン)くらい読めたら、
言うことないです。
少しじゃないって、
そりゃそうですよね。
当然、僕も読めなかったですけどね。
これが、高校生のときに、さらっと理解できたら、
業界のスーパースター確定ですので、
ぜひ、哲学の世界を変えてあげてください。
まあ、それは置いといて、
中学生の高校受験をベースにこのブログは書いています。
基本的には、中学生だったら、
高校の教科書から、何か読んでみるのが良いと思います。
高校の教科書は、大人にも面白いですよ。
で、ちょうど今日、
とあるきっかけがあって読み直していた本が、こちら
『人生論』(著:トルストイ)
トルストイの小説に関しては、
その長さがキツイとは思うのですが、
中学生の時に、
このくらいの文章を、1日5行くらい(1段落ずつくらい)
ゆっくり理解していければ十分です。
量を読むことだけが読書ではありません。
少しずつなら、必ず理解できるはずです。
「一人一人の人間にとって、生きるということは、幸福を望み、獲得することと同じだし、幸福を望み、獲得することは、生きることと同じである」
(第1章 人間の生命の根本的な矛盾。 より)
ほら、ぎりぎり読めそうな雰囲気あるでしょ?
あなたの人生にとっても、
きっと良い影響を及ぼすでしょう。
オススメです。
きちんと、通読して、ある程度理解できたら、
成績アップも、国語力アップも間違いなしです!
ちなみに、私の、人生で一番の書は、
です。
大学1年の時に読んでいた時は、
友達や恋人、全て失っても良いとさえ思える、
至福の時間でした。
そのへんについては、また書きますね。
「まとめ」
学校の授業で暗唱させられるものは、
あなどれない価値がある。
絶対やるべき。
- 作者: ウィトゲンシュタイン,野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/08/20
- メディア: 文庫
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