ローカルフリーランス日記

北九州地方に住むフリーランス。話を聴く人。イベント作り。創業機運醸成、防災、街づくり、引きこもり支援、博物館、フードイベント、句会、古代史研究会など。昔のことは→ https://works.toiroha.jp/500

大切なことは、口に出して言えるようになる

誰かに話すだけで楽になることがあります。

それが一般的には心理カウンセリングの効用と言われています。(もちろん)


でも、もちろん言えない時もあります。


お母さんだから、お父さんだから、大好きだから、愛されたいと願っているから、
だからこそ「言わない」ことを選ぶことがあります。

 

ちょっと我が家のエピソードをお話ししますね。

 

僕が凄く嬉しかったことのひとつに、4歳の息子がまだだいぶ小さかった頃、「お父さんが話を聴いてくれるのでうれしい~」と言ってくれたことがあります。

カウンセラー冥利につきますよね。

言葉が話せるようになった頃は、伝えたいことが伝わることが嬉しくて、一生懸命話している姿がとても印象的でした。

 

 

でも最近の我が子は、伝えたいことをそのまま言ったりしないことが増えました。遠回しな言い方をして、きちんと伝わらないこともしばしば。伝わらずに泣くことも。

本当は言わなくてもわかってほしいんだろうな~、と思って微笑ましく見ているのですが(笑)

なんとなく、言いたいこともわかるのですが、あえて「言いたいことはちゃんと言わないとわからないよ~」と伝えています。

 

 

大切なのはここからです。

 

もし、彼が「言っても、どうせ伝わらないんだろうな」と思ってしまったら、どうでしょう。

親は、彼の変化に気づかないかもしれません。だって、つい先日までは一生懸命に伝えようとしていたのです。

でも今の彼は「言わなくてもわかってほしい」のです。そんな彼とコミュニケーションするときに、心理カウンセラーが教える”傾聴”だけを実践してもしょうがないんじゃないかと思うんです。

 

わかってあげられなくても、抱きしめて「話してくれて、嬉しい」ことを伝えることが大切なのではないでしょうか。

 

 

そして、もうひとつ。

逆に、「言わなくても、なんでもわかってくれる!」と思ってしまうのは、どうでしょうか。

親は、見てればだいたい言いたいことは気づくと思います。今までの延長線上ですからね。

でも、彼がこれからも「言わなくても、わかってくれるだろう」と思い続けるのも、コミュニケーションとしては微妙な感じがしますよね。

 

だって・・・、

好きな相手には、好きって言わないと、伝わらないですよね(笑)

 

 

バランスは難しいですし、もちろん彼も勝手に成長していくとは思うのですが・・、

 

①少なくとも親は聴いてくれるという「安心感を持つ」こと

②相手にはしっかりと「伝える努力を続ける」こと

 

の必要性は伝え続けようと思います。

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yappyhappy.hatenablog.com