ローカルフリーランス日記

北九州地方に住むフリーランス。話を聴く人。イベント作り。創業機運醸成、防災、街づくり、引きこもり支援、博物館、フードイベント、句会、古代史研究会など。昔のことは→ https://works.toiroha.jp/500

SING LIKE TALKING (Talking③) 

今日は、自分の好きなアーティストについて語りつつ、最近のテーマである「Talking」について考えていこうと思います。

 

僕が一番好きな、日本のアーティストといえば、『シングライクトーキング』です。

Sing Like Talking - Wikipedia

 

世代じゃない人たちは全く知らないし、世代の人たちもあんまり知らない。でも、好きな人は、超好き(だと思う。ってミュージシャンなんてそんなものかも)なバンド。下手したら、佐藤竹善〈ボーカル〉の名前の方が有名かも。

大ヒットした曲がないにも関わらず、根強い固定ファンがじっくり支えている、といった感じでしょうか。

福岡周辺にライブに来られた際には、足しげく通っています。(といってもずっと休止していたので、最近はここ2年くらいの話ですが。)前年より今年の方が、ずっとお客さんも増えていましたしね。

 

音の方が取り上げられがちなんですけど、個人的には藤田さんの書く歌詞が凄いと思っています。「書いていない」部分の表現力がとても素晴らしく、藤田さんオリジナルの世界観だと思います。

 

中学生にも、是非、「文脈から書かれていないところを読み取る力」を鍛えるためにも聴いてほしいと思います。

 

(良い悪いじゃないけど、最近のアーティストさんの歌詞は「全く意味がない」か「全部言っちゃってる」かのどちらかが多すぎると思うのです。それが悪いわけでは必ずしもないのですが、なんか少しさびしいですよね。)

 

その中でも僕のベスト曲は『Standing』という曲。

好きなのはこのフレーズ

冷たい視線も 夢のない街も

何時か 当たり前の日々と

始めから 遣り直せるなら 迷いもない 

誰かを愛せる 言葉は云える

まあ、ざっくりいうと、失恋というか別れの歌ですね。

確かに、キツイ失恋したときは、この曲が救ってくれました。

 

これが、サビですね。

I'm standing now,for myself 

I'm standing now,by myself

I'm standing now

心は此処へ 光の側へ

暗闇の影 繰り返すだけ

心は何処へ 彼方の側へ

強さの果てを 辿りたいだけ

 

どうですか、簡単ではない世界観ですよね。

でも、曲と一体になった時、本当にここにしかない、オリジナルの音楽になるのです。

 

未だに夜、家族を乗せて運転して帰るとき、後ろの嫁と子どもが寝静まったら、この曲をこっそりかけて走ったりしています。

 

で、シングライクトーキングが良いのは、似たようなアルバムが無いこと、です。そして、捨て曲が無いことも重要ポイントです。要は、レベルが高いんですよね。全体的に。

 

僕にとっては、アルバムの中に、好きではない曲や、テイストの違う曲が入っていると嫌なんですよね。大まかに同じ雰囲気でいてほしいというか。且つ、飽きさせない工夫をしてほしいというか。信頼感ですよね。大切なのは。

 

これからの、長く活動してほしいと心から思います。できれば毎年、福岡に来てほしいです。そして願わくば、「standing」歌ってほしい。

Anthology

Anthology

 

 

ちなみに結婚式の時は、入場で『sprit of Love』使ったことも嬉しく思いますね。

 

といった個人的な思考が「Talking」という言葉を人生のベースにしたい、理由の一つでもあるのです。まあ、そういうのは大切ですよね。 で、以上の内容から、今後の自分に活かせると思うのは、

①クオリティの高さが必要

②オリジナルを続ける

③独自の世界観でも続ければファンは増える

といったところでしょうか。大事ですね。