ローカルフリーランス日記

北九州地方に住むフリーランス。話を聴く人。イベント作り。創業機運醸成、防災、街づくり、引きこもり支援、博物館、フードイベント、句会、古代史研究会など。昔のことは→ https://works.toiroha.jp/500

「歴史」を学ぶ意味と、安保法制について

心理カウンセラーが、中学生の「なんで勉強しないといけないの?」という声に答えるこのシリーズ。

前回の記事で、安保法制と安倍談話について少し触れました。

yappyhappy.hatenablog.com

 

この記事の補足です。あまり政治的なカテゴリーには触れないようにしていますが、そもそも論ということでご容赦ください。そもそも論として、この記事に共感しました!という話です。そもそも議論されてないよねっていう立ち位置ですね。

安全保障政策の選択を間違えれば、その国の安全は崩れてしまい、国民の生命を守ることはできない。(中略)経済政策を一つ間違えても国が滅びることはあまりない。しかしながら、安全保障政策の一つの誤りが、国家の存亡に直結した例は溢れている。74年前に日本は、安全保障政策の選択を間違えて、平和を破壊し、膨大な数の国民の生命を奪い、またアジア太平洋地域に破滅的な惨状をもたらした。これほどまで重要な安全保障政策について、これほどまで語られることがないというのは、どういうことなのだろうか。(下記リンク記事より)

そうなんですよね。知らなさすぎるんですよね。中学生だけでなく大人も。

 

”怖い”という感情だけが表に出てきている気がするんです。

 

ですので、心理カウンセラーとして、その”怖さ”を考えていきたいと思います。

 

我々は、”怖さ”というものを自然な感情として持っています。

我々が抱えている、「矛盾」や「思い込み」の大半は、”怖さ”が原因だと思います。

その”怖さ”は大切にしてほしいものです。

 

その”怖さ”の根源は、”死にたくない”というものだと考えています。

○親から見放されると

○ご飯が食べれないと

○水が無いと

”死ぬかもしれない”。

 

だから”死にたくない”。怖い。

 

そうですよね、それが人間の根源的な感情だと思います。

 

その中に、

○戦争に行くと

死ぬかもしれないから”怖い”、という論点もあると思います。

その通りです。私もそうですし、世界中の大多数の人がそうだと思います。

(でも、わが子が死ぬくらいなら、自分が犠牲になった方が良いと考える大人がたくさんいるのも、また事実です。)

 

じゃあ、その、

○戦争に行く

という前提をどこに持つのか、という話になるのではないでしょうか。

 

その前提となる選択肢が、

○日本は戦争をしないと世界に宣言し、専守防衛に徹する

ことなのか、

○世界のパワーバランスに配慮し、戦争が起きないように調整する

ことなのか。

ということだと私自身は考えています。

 

それは、どちらも”怖さ”が元になっている議論ですよね。根っこの部分は同じです。あとは、技術的で、現実的な話になると思うのです。その上で判断するのは自由ですよね。

その判断は、「”歴史”を学び」あなたが判断してほしいことです。

そして、多様な意見が日本に溢れれば素晴らしいですよね。

 

だから、あなたに「歴史を学んで」欲しいと。心から思うのです。本当に。

というわけで、以下の本を、オススメします。

戦争の世界史(上) (中公文庫)

戦争の世界史(上) (中公文庫)

 

 

戦争の世界史(下) (中公文庫)

戦争の世界史(下) (中公文庫)