子ども達の未来。教育の未来。センター試験の終わり。
中学2年生より若いお子様をお持ちのご家族は知っておきたい、教育業界の変化についての話です。
センター試験が変わる、って聞いたことがありますか?
2021年度から、大学入試センター試験が、新しいテスト(「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」)に変わることが公表されています。
センター試験に、記述式の問題が導入されるというのが、主な変更点として知られています。
まずは、現状認識から
その辺の議論が、まだまだ途中で、実際の対応策を検討できない現状だったんですが、ひとまずの「最終報告」がでました。
これからの時代に我が国で学ぶ子供たちは、明治以来の近代教育が支えてきた社会とは質的に異なる社会で生活をし、仕事をしていくことになる。
(以下引用は全て、下記のリンクより)
もう今までと、違うんですって。
社会の変化に今の教育では対応できないんですって。(既にできてない気もするけど)
このような大きな社会変動の中では、これからの我が国や世界でどのような産業構造が形成され、どのような社会が実現されていくか、誰も予見できない。確実に言えるのは、先行きの不透明な時代であるからこそ、多様な人々と協力しながら主体性を持って人生を切り開いていく力が重要になるということである。
で、どうなるか、誰にもわからないんですって。
学力の3要素
(1)十分な知識・技能、
(2)それらを基盤にして答えが一つに定まらない問題に自ら解を見いだしていく思考力・判断力・表現力等の能力、そして
(3)これらの基になる主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度である。
だからこそ、多様な人々と交流し、主体性を持つ必要があって、
人生を自分で切り開く必要があるんですって。
親がやってきてないことを、子どもが実現するのはなかなか大変です。
主体性をもって多様な人々を受け入れているかというと、簡単じゃないですよね。
塾行く前に、一度は目を通しておきましょう。
真面目な話、
現在中学校1年のお子様をお持ちで、学習塾への通学を検討しているご家庭は、さらっとで良いので目を通しておきましょう。そのうえで、塾講師に「先生は読まれましたか?その上でどうお考えですか?」と尋ねてみましょう。
その塾が、未来を見据えて戦っているのか、今だけに囚われているのか。
その生徒の学力アップに対して、「その子の大学入試まで見据えて」指導しているのか、「今の目先の成績アップだけを目指して」指導しているのかが、わかります。
どちらが良いというわけではなくて、今のお子様にどちらが必要なのか、で考えましょう。
で、どうなるの?って話ですよね。
記述式問題導入は特に「国語」が優先されるようです。
当面は短文記述問題からスタートし、2025年度入試から長文記述式問題の導入も検討されているようです。ただ、採点についてなど、今後の検討事項も多くあります。
新テストのより確かな形がわかるには、もう少し時間がかかりそうです。
でも、「多様な人々と協力しながら主体性を持って人生を切り開いていく力が重要になる」ことは間違いないです。
親として、人生の先輩として、自分の人生を切り開いていく。
そんな背中を見せるのが大切だと言えそうですね。
本当に自分のやりたいことを、やっていく。
たぶん、心理カウンセリングが一番有効なのは、
「自分のやりたいことを理解し、やる」
ことができるようになるところです。
そして、他人と自分の違いを認めることです。
子どもにではなく、まず親自身が、自分を見つめることが大切ですね。
ではまた。
昔、こんな記事も書きました。