教養としての”心理カウンセラー”学
北九州の心理カウンセラーYAPPYです。
今日の北九州はとってもいい天気です!
私は、よく「心理カウンセラーってそもそも何するの?」という声をいただきます。
もしあなたがそんな疑問をお持ちなら、このブログが少しお答えになるかもしれません。
「学ぶ」ということは「他人を認める」ことと似ている
「教養」という言葉の持つ意味
最近の出版業界では「教養」「リベラルアーツ」といった言葉が流行しているみたいです。本屋でも「教養」コーナーに活気があります。そこで「教養」って何だろうと思っていたのですが・・・、
最近、教養とは“他の考え方も成り立ちうることを知ること”だ、という言葉を教えてもらいました。(アラン・ブルームというアメリカの哲学者による言葉だそうです。)
その言葉を、ちょっと柔らかく、「今“私”が知っていることではなく、“それ以外”のことを知ること」と表現してみます。
「その他の考え方」を気づいてもらうのが心理カウンセリング
「他の考え方も成り立ちうることを知ること」という言葉が、自分にはガツン!ときました。
私が「心理カウンセリング」で目指す世界は、
「他人は“私”と違う“それ以外”の存在だと認め、受け入れること」
がひとつの在り方だと考えています。
”それ以外”の考え方があることを知るのが「教養」で、
”それ以外”の存在を認めるのが「心理カウンセラー」とすると、
ほぼ同じ!!なんですね。
メンタルの視点から考えると「イライラ」の原因は
イライラという気持ちは他人が「自分の思い通りにならないとき」に生まれると言われています。
例えば、他人が・・・、
○楽しそうなとき、
○充実しているとき、
○ルールを破っているとき、
○仕事でミスが多かったりするとき、
「イライラ」したり場合があるかもしれません。
でも私は・・・、
○楽しくないのに、
○充実していないのに、
○ルールを守っているのに、
○ちゃんと仕事をしているのに。
だからこそ、他人は私と違う別の存在なんだ、と思えないんですよね。
(イライラの仕組みについても今後詳しく解説しますね。)
知ろうとすること=受け入れようとすること
「そういう人もいるよね。あの人はあの人だから。私は関係ない♪」と思えたら、気持ちがス~ッと楽になりますよね。
それがまさに「他の考え方も成り立ちうることを知ること」だと思うのです。
だからこそ、知らないことを知ろうとする姿勢、他の考え方を学びたいという気持ちを持っているあなた。とっても素晴らしいと思います。
その気持ちを持っている方は、皆、心理カウンセラーに向いているとさえ言えると思っています。
心理カウンセラーの技術は資格で図れない
心理カウンセラーのテクニックとして書いてしまうと、
自分と違う考えを受け入れるためには、一旦、自分の考えを誰かに受け入れてもらうのが、早道です。受け入れてもらえると、受け入れることができるようになります。
「人に優しく」って良く言いますが、自分が優しくしてもらっていない人が他人に優しくするのは簡単なことではありません。
だからこそ、心理カウンセラーがまず、「あなたを認める」のです。
心理カウンセラーは、
あなたに興味を持って、そして、あなたのことを心から知りたいと思って、
憧れの人の話を聴くように、あなたの話を聴くのです。
どんな資格を持っているかなんて、本当は全然関係ありません。
今すぐにでも、あなたも心理カウンセラーとして在ることはできるんです。
「そんな考えもあるんだ・・・」と受け入れながら聴くだけで、あなたも今から立派な心理カウンセラーです!
というわけで「教養」と「心理カウンセリング」という言葉の意味について、北九州の心理カウンセラーYAPPYが考えてみました。いかがだったでしょうか。では、また。