ローカルフリーランス日記

北九州地方に住むフリーランス。話を聴く人。イベント作り。創業機運醸成、防災、街づくり、引きこもり支援、博物館、フードイベント、句会、古代史研究会など。昔のことは→ https://works.toiroha.jp/500

僕は人見知りです。「嘘をつくな!」って言われそうだから、カウンセリング的に解説します。

僕は「人見知り」なんです。厳密に言えば「場所見知り」かもしれませんが。

 

リアルに僕を知っている人にそう言うと「は?何言ってんのお前?」的なリアクションをされる日々です。

 

コミュニケーションそのものが、あんまり得意じゃないんですよ。得意だったら、たぶん心理カウンセラーの学びで「傾聴」なんて学んでなかったと思います。苦手だから、行き詰って、学ばざるを得なかったという側面もあると思うんですよね。

確かにできている面もあるとは思うのですが。

 

でもそこには、「苦手な理由」と「そこそこできるようになった理由」の両方があります。今日はそんな話を書こうと思います。カウンセリングはこのへんの話を整理していくという面もあると知っておいてください。(長い自分語りで恐縮ですが。)

 

自分自身の成り立ち

人には、「持って生まれた、あるがままの自分」の上に、「幼少期に親や大人からのメッセージや体験を通して築いた自分」がいると言われています。

私は、その上に、「認められることで承認できるようになった自分」がいると思っています。

だいたいこんな感じですね。

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持って生まれた、あるがままの自分

私の幼少期は、素直に良い子で生きてきた気がします。実際あんまり記憶が無いです。年長さんのときに近所の子どもたちを連れて、映画を見に行った記憶があるので、割とリーダー的存在だったのかもしれません。べらべら喋る、出来の良い子だったようです。

 

様々な体験から自分で作った自分

しかし、小学生に入ると状況は変わります。

通っていた幼稚園と校区が違ったこともあり、完全アウェー。&地域の先輩方からは無視され置いていかれる日々。

凄く背の小さな子だった私は、自信の無い日々を過ごしていました。さらに親からもピアノの先生からも、大概怒られ続ける日々。

 

さらに、小5の時に転校してさらに状況は悪化します。

田舎の学校に転校した私は初日から、軽く?いじめられる日々。当然友達もいないので、悲しい日々を過ごしていたような気がします。

 

この小学生くらいの体験が自分にとって、人生を決断する大きなポイントになったのは否めません。新しい環境に変わるたび、ネガティブな状況に追い込まれてきた私が、「場所見知り」にならないほうが嘘だということかもしれません。

さらに、私には多動なところがあり、そわそわと落ち着かなく、先生にも怒られてばかりいたような気がします。もちろん親にも怒られていました。けっこう特殊な母親だったみたいで。(この辺はまた詳しく掘り下げますね。)

 

私たちは、このような体験を通して、自分の人生を決断し、そしてその決断通りに自分の人生の脚本を書いていると言われています。

 

認められた自分

基本的には、ぱっとしない小学生~中学生時代を送ってきました。(超泣き虫でした。)でも、親に少しだけ感謝しているところがあります。

うちの親は、僕に経験を積ませるためか、いろいろなところへ送り出してくれました。

 

年長さんのときに映画に行ったのもその一つですし、良く山にも子どもだけで入っていました。小学生の時には、「少年の船」という子どもだけで東京方面に3泊4日フェリーの旅に出されたこともありました。当然まわりは知らない子どもばかりです。でもこれは楽しかったです。

 

印象深いのは、100kmビッグハイクという、大人に混ざって2泊3日で100km歩くというイベントです。きつかったんですけど、毎年楽しみにしていました。これも、親と一緒に行くわけでもなく、小5の僕はひとりで参加させられたことを覚えています。

 

ひとりで、とっても心細かったんですが、ここでは大人の輪に入ることができたんですよね。夜中にこっそり酒盛りしている大人たちの輪に入れてもらって、ウイスキーを勝手に拝借したり。初日に食べるものが無くて、寿司をおごってもらったり。そういうのがとっても楽しかったんです。じいさんたちは、みんな優しかったですしね。

 

 

で、どんな自分になったのかと言うと

「年下の子には優しくせねばならない」

「ちょっと上の先輩は怖い。信用ならない。」

「新しい場に所属するときは、いろいろ怖い。」

「だいぶ年上の人は優しくしてくれる。」

という人生観を持つに至ったわけです。

 

これ、あとで思い返してみると、ものすごく納得できることばかりです。だからあのとき、こういう行動ができたんだな(またはできなかったんだな)と思うことがたくさんあります。このへんのエピソードはまだまだたくさんあります。

 

でも今は、そういう経験があっての、今の自分なんだということを認めることができるようになりました。

そうすることで、少しずつ、本来のあるがままの自分が顔を出すようになってきた、そんな気がします。

 

中学生に言いたいのは、

「君を認めてくれる人は、絶対にいる」ってことです。いろいろ出かけていくといいと思います。すると嬉しいことがたくさんあります。その嬉しいことに寄り添うことで、乗り越えることができます。ちょっとでも気になったら、行動してみましょう。

それは恋愛かもしれないし、出会いかもしれないし、学びかもしれない。行ってみたら楽しくないかもしれない。

でも、ちょっとでも気になる、ってことは、必ず今の君にとって何か意味がある。

お金とか、親とか、環境のせいにせず、飛び込んでみると、そこには「今の自分が本当に求めていること」があります。

 

その嬉しさの中で「あるがままの自分」を発揮できるようになるとそれが一番なんですよね。

 

ちなみにたぶん僕が最初に突破できたのは、高2.初めて本当に好きな子ができた時。この辺の話も許可がでたので、今度書きます。わりと波乱万丈かもしれません。