水や食べ物と同じくらい「心の栄養」は大切
人は「心の栄養」無しには生きていくことができないと言われています。
あなたも、私も、「心の栄養」があって初めて生きていくことができます。
「水や食べ物」と同じくらい「心の栄養」は大切です。
そんな「心の栄養」について、色々とシリーズで書いていきたいと思います。
例えばこんな話があります。
親がいない赤ちゃんがいて、施設に入っています。
その施設はとてもきれいです。
掃除が行き届いている真っ白な部屋にその赤ちゃんはいて、
ミルクも食べ物もしっかり与えられていました。
でも、その赤ちゃんは、まったく大きくなりませんでした。
4歳の頃、赤ちゃんは養父母に引き取られ、
そこからぐっと大きくなっていったといいます。
何が違うのでしょうか。
この逸話から、人は水や食べ物が足りているだけでは成長できないことがわかります。
違いはなんでしょう。
それは「人とのかかわり」です。
そう、私たちは「人とのかかわり」無しには生きていくことができないのです。
コミュニケーションの中で、現実的に生きていくことができないだけでなく、
「人とのかかわり」が無くなることは、本当に生命の危機です。
「人とのかかわり」が無くなることは、自分にとって生きるか死ぬかの恐怖なのです。
だから、人は、心の底から、「人とのかかわり」を求めています。
交流分析における「ストローク」という考え方。子育ても教育も新人研修も、全部これ。
そんな「人とのかかわり」のことを、心理学用語で「ストローク」と言います。
とても大切な概念なので、しっかり説明していくつもりです。