私は私であり、カウンセラーではない。
どうも、心理カウンセラー&塾講師のYAPPYです。
先日、あるところに、『ビジネスで使えるカウンセリングテクニック』的な講座を提案してきました。そこで、ありがたいことに、先方からいろいろアドバイスをいただいたので、ここに書いておきますね。
心理カウンセラーとしての活躍を目指す方や、企画提案を仕事にされている方にも。
①私は私であり、カウンセラーではない。
②専門用語を使わず説明。
③心理カウンセリングは「相手の存在を確定」する。
大まかに、3点のアドバイスをいただきました。ひとつずつ詳しく書いていきますね。
①私は私であるということ
私は心理カウンセラーという肩書でこのブログを書いたりもしていますが、それは肩書が私を作るのではありません。
私は私であることが求められており、「カウンセラーの話が聞きたいのではなくて、YAPPYさんの話が聞きたい」と思わせることが何より重要なのです。
カウンセリングもコーチングもプロファイリングもメンタルトレーニングも、ツールにすぎず、自分の本質を表す言葉ではないのです。
あたりまえの話なんですが、カウンセラーであることを前提にすることで、私自身が楽をしようとしていたんですね。
②わかりやすい言葉を使うということ
私が想定していた講座の内容は、カウンセリング技術をビジネスに使うという考え方でした。でも、カウンセリングという言葉の意味さえ、一般的には知られていません。さらに様々な内容を説明するときに、ついカウンセリングの用語を使ってしまいがちです。
なるべくわかりやすい言葉で、自分自身の言葉で語ることで、より講座の理解が深まります。
講座の中で、前半が理解できていなければ後半にわからないところがあるというのは、聞いている側からするとかなりキツイです。
しかし、私たちは、ここを前提に話していることがとてもよくあります。
③私たちは相手の存在を認め、確定する
カウンセリングの中には、「傾聴」という相手のすべてに全身を傾けて聴く手法が良く使われます。その意図は?なんでしょうか。
話を聴いてもらったという満足感?
共感してもらえたという嬉しい気持ち?
もちろん、それもあるのですが、本質論としては、話を聴く相手を認め、相手の存在がこの世界にあっていいと”確定する”ということ。
これは本当に自分の中で新しい概念で、”存在を認める”なんて優しい言葉ではなくて、”存在を確定する”ことが私の役目なんです。
私も、あなたも、”私が、その存在を確定させる”、そんな自分でありたいと思ったわけですね。
この部分は哲学にも繋がっていく話なのですが、その話は、また今度。