受験で緊張しない!~心理学テクニック(交流分析①)~
受験において本当に大切なのは、自分の力をちゃんと発揮すること。
「どうしても、うちの子は本番に弱くて・・・・。」
そんな悩みをお抱えのお母さんがいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん。
本人も悩んでいることだと思います。
でも、なかなか力が出せない生徒が多いのは事実です。
もちろん。
様々な理由があります。それはひとつではありません。
でも、学んでいくなら、ここから始めていくのがオススメだと思います。
受験に大切なのは、客観的な視点を持つこと。
〇緊張している自分がいるかもしれません。
〇落ちたらどうしようと不安を抱えている自分がいるかもしれません。
〇もっと勉強しておけばよかったと後悔している自分がいるかもしれません。
それ、ちょっとしたコツで、少しだけ解消できます。
油断しすぎないくらいで、このシリーズを読んでください。
では、心理カウンセラー&塾講師の本気を出しますね。
不安が100あって、それが80くらいになったら、だいぶ楽ですよね。
心理カウンセラーの役割なんてそんなもの。
でもその20が人生を変えることもあるのです。
成績を上げる心理学テクニック
について書いていこうと思います。
それは、一言で言えば、
冷静で、客観的な自分を持つこと。
今回ベースになるのは「交流分析」という理論になります。
交流分析(こうりゅうぶんせき、Transactional Analysis,TA)とは、1950年代後半に、精神科医エリック・バーン(Eric Berne)によって提唱された一つの心理学理論である。
交流分析とは人格と個人の成長と変化における体系的な心理療法の理論である。(Wikipediaより)
と、ざっくりwikiには書いてありますが・・・
今日お伝えしたいのは、その中にある「自我状態」という考え方です。
ちょっと長いんですけど、wikiのまとめを、そのまま引用しておきますね。その後簡単に説明しますので、面倒な方は飛ばしてください。
エリック・バーンは、精神が子供の頃の経験によって形作られるP(Parent)、A(Adult)、C(Child)の3つの自我状態があると仮定した。
また、それぞれの状態は更に分割される。親の象徴は通常、養育的な親(NurturingParent)(寛容的、保護的)か、規範的な親(CriticalParent)のどちらかである。子供の行動は、自由な子供(FreeChild/NaturalChild)(自然奔放)か、他者順応な子供(AdaptedChild)のどちらかである。それぞれの状態は、個人の行動、感情、思考において影響を与え、有益的(積極的)または、破滅的/反生産的(悲観的)になるといえる。(Wikipediaより)
たとえば・・・以下の場面を、
あなた自身のこととして感じてみてください。
ちょっと例をだしてみますね。
朝から一緒に遊びに行こうとした友達が15分たっても来ません。
連絡もありません。
そんなときのあなたの心の内を、5通り考えてみましょう。
①「あいつ約束やぶりやがって!!」と怒る。
②「途中で何かあったのかな?」と心配する。
③「とりあえずメールしてみるか」と冷静に。
④「ま、いいか!」と自然な感じで。
⑤「あれ?僕が時間を間違えたかな。」と自分が悪いかな?と思う。
いかがでしょうか。
どれかは、当てはまるんじゃないでしょうか?
もちろん、ひとつではないと思います。
①と⑤を移動したり、②と③を移動したり、様々じゃないでしょうか。
では、自我状態について、内容を詳しく書いていきましょう。
あくまで、僕自身の理解です。
①「厳しい親的な自我(CP)」→親から受け継いだ厳しい自分。父親的だと言われることもある。
②「優しい親的な自我(NP)」→親から受け継いだ優しい自分。母親的だと言われることもある。
③「冷静で客観的な自我(A)」→成長するにつけて身につけていく、”今ここ”の自我。
④「自然な子ども的な自我(FC)」→生まれたままに持つ、子どものままの自我。
⑤「抑圧された子ども的な自我(AC)」→親的なものから抑圧された自我。
私はこんな感じで理解しています。
あくまで、私の理解です。
これからも説明を続けていきますので、もっとよりよい理解になっていくと思います。
で本題の「冷静」という部分は、
③「冷静で客観的な自我(A)」のことです。
wikiには以下のように書いています。
A(Adult):これは、「今-ここ」でどのようなことが起きているのかについて人々が行動し、感じ、冷静に思考する状態。この状態では、長年生きてきた大人としての人間の経験、知識が活かされ、人を行動させる。このA(Adult)の自我状態では、自身は、現実における客観的な評価の対象として見られる。
ちょっと理解が簡単では無いのが、「今ここ」という概念になります。
「今ここ」についてはまた次回解説します。
今回の時点では、
いつも冷静さを意識しつづけること。
そのためには、自分自身を観察し続けること。
そのことだけを覚えておいてください。
できるようになると、あなたの不安・緊張・後悔は、少しだけですけど、必ず減ります。
では、次回をお楽しみに。
自己肯定感の話も、併せて読んでいただくと最強です。ぜひ。