ローカルフリーランス日記

北九州地方に住むフリーランス。話を聴く人。イベント作り。創業機運醸成、防災、街づくり、引きこもり支援、博物館、フードイベント、句会、古代史研究会など。昔のことは→ https://works.toiroha.jp/500

子どもを本当の意味で動かす「声掛け」の秘訣①

「タケシ!(仮名) 勉強しなさい!」

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といくら言ったところで、勉強しない子は勉強しないですよね。

 

「なぜうちの子は、言うこと聞かないんだろう」

とお悩みのお母さんやお父さんも多いと思います。

 

そんな時に、有効な「声かけ」があります。

(効果には個人差があります。ご了承ください。”長期的な”展望のもとでご使用ください。)

 

それは、

「あまり勉強し過ぎないでね。」

 という言葉。

 

「え?そんなこと言ったら、うちの子、ますます勉強しなくなる~!」

という皆さんの声が聞こえてきそうです。

 

それはその通りかもしれませんが、ちょっとこの続きを読んでいかれませんか?

勉強するようになる!かもしれません。

 

 

子育てに使える声かけ、詳しくお伝えします。

ちょっと簡単ではないかもしれませんが、ご理解いただけるように頑張ります。

 

親も勉強してほしいのはもちろんですが、子どもも実は悩んでいます。

「勉強したら親が喜ぶ」ことは十分に認識しています。でも、友達と遊びたかったり、漫画を読みたかったり、スマホ触りたかったりするのです。

 

整理すると、親子で以下のような葛藤が生まれています。

 

「子どもの葛藤」 

「勉強したほうがいいよなあ」⇔「でも友達と遊びたいなあ」

 

「親の葛藤」

「勉強してほしい」⇔「でも自由に生きさせてあげたい」

 

 

よくどの家庭でもありそうな悩み、な感じがしませんか?

 

「勉強が大切」なことは、どちらもわかっているんですよね。

でも、わかっているけど、できないんです。

 

 

そこに「メッセージに隠された前提」というものがあります。

 

冒頭の、「タケシ!(仮名) 勉強しなさい!」というメッセージの中には、

○タケシは、今、勉強していない。

という前提が隠されています。

 

ここが簡単ではないところなのですが、このメッセージを受け取り続けると、タケシ(仮名)は「自分は勉強しないんだ。」と、無意識に捉えてしまうかもしれません。

 

逆に、

「あまり勉強し過ぎないでね。」というメッセージの中には、

○私は、今、勉強している。

という前提が隠されています。

 

このメッセージを受け取り続けると「私は勉強しているんだ。」と、無意識に捉えることができるかもしれません。

 

その積み重ねが、すごくすごく大切なことだと思うのです。

 

さらに、子どもが親から言われて嬉しいのはどちらでしょう。より自分が愛されていると思うのはどちらでしょうか。

 

たぶん「あまり勉強し過ぎないでね。」の言葉の方が嬉しいのではないでしょうか。

 

このブログでは、「学力を上げるためには自己肯定感が重要!」ということを何度も書いています。この声掛けの方が「自己肯定感」も育つような気もするから不思議なものですね。

 

 

ぜひ、この言葉、お子さんに言ってあげてください。

 「あまり勉強し過ぎないでね。」

 

自己肯定感についてはこちらをご覧ください。

 

もちろん、怒ることもたまには必要です。 

テスト前のお子さんに言うのは、もちろんオススメしません。テスト直前なのに、勉強してなかったら、般若のような顔で怒ってあげてください。それもまた「自己肯定感」を育てる中で、大切なことだと私は思います。それは今の自分を見つめさせるという意味でもあるし、自分は親からちゃんと気にかけられているんだ、という安心感でもあります。

 

追伸:だから

「スエオさん(仮名)あまり根詰めて勉強し過ぎないでね。息抜きも必要ザマスよ」

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と言ってケーキなんかを差し入れしてくれるお母さんのもとで育つと、「ズバリ!勉強第一でしょう!」な子どもが育つのかもしれませんね(笑)

もちろん、勉強しない原因はこれだけではないと思いますので、ご利用にはご注意くださいませ。

 

※「声掛けの秘密」シリーズは、以下に続いています。ぜひ、こちらも。

yappyhappy.hatenablog.com

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