(Talking)①
突然ですが、今から、自分の軸を探す旅にでかけたいと思います。
(もちろん、ブログで。比喩的な意味で。)
自分は本当は何がしたいのか。自分の軸はどこなのか。
嬉しさ。楽しさ。そんなもののために生きていきたいじゃないですか。
ちなみに、この文章を書きだした時点で、結論を全く考えていません。自由に、過去を思い出したり、未来に思いを馳せたりしながら、自分自身に辿り着ければいいと思っています。何記事かかっても良いと思っています。その思考回路が、ある瞬間突然飛び越えるときがくると思います。皆さんが自分を見つめるときの参考に、ほんのちょっとでもなれば嬉しいです。
では、まずとっかかりから。 「Talking」これ、好きな言葉なんですよね。なので、ここにまつわる話から始めてみようかと。自分が独立して会社を興すことがあったら、「Talking」という文字を入れた社名にしようと思っているくらいです。
そもそも自分自身、人と話すのが好きです。たぶんこれは今までも、そしてこれからも同じです。揺るぎようのない、変えようのない自分ですね。好きなものはしょうがないです。これもある意味軸の一つかと思いますが。ちなみに、最近は心理カウンセラーの学びをするにつけ、話を聴くのも好きになりました。その中で、人間にとって一番大切なことは「話すこと」じゃないかと思ってきているのです。
で、好きなアーティストは?と聞かれたら「SingLikeTalking」と、お答えしていますし、好きなアルバムは?と聞かれたら、パット・メセニーの「Still Life (Talking)」と答えています。
- アーティスト: アーマンド・マーサル(perc、vo),スティーヴ・ロドビー(b),パット・メセニー(g),パット・メセニー・グループ,ポール・ワーティコ(ds),マーク・レッドフォード,ライル・メイズ(key)
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2010/01/27
- メディア: CD
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このアルバムは本当に本当に、私にとって至高の一枚です。まずぐっとくるのはタイトルです。「Still Life」というのは静物画のこと。で、括弧して(Talking)までが正式名称なのですが、アルバム聴くとわかるのですが、静物画、な音楽ではありません。もともとパットメセニーはジャズシーンの人です。でも徐々に世界中の音楽を取り入れ進化を続け、だからこそFusionという音楽ジャンルそのものだと言える存在になったのでしょう。(この辺は僕の勝手な思い込みです。)このアルバムもブラジル音楽っぽい雰囲気も多く、少なくともジャズのCDではないと、そう思うのです。
始めて聞いたとき、1曲目『Minuano (Six Eight)』から、僕が音楽に求めている全てが詰まっていると思ったことを思い出します。(気になる人はYoutubeで検索!さすがにリンク貼るのは気が引けるので。あ、でもその時は、LIVE版じゃない通常の音源から聴くのをおすすめします。)
パット・メセニーを初めて聞いたのは、20年近く前で、山口市の家電量販店の敷地内にある喫茶店でした。その店は今思えばパットメセニーにしかかかってなかった気がします。マスターに「今かかっているのはなんというアーティストですか?」と勇気を出して聞いた記憶があり、帰りにその足で道場門前というところにあるCDショップで買って帰りました。その頃の僕はたぶん大学1・2年生の頃で、ドアーズとか、キングクリムゾンとか、ビルエヴァンスとか、まあそんな「いつの時代の人?え?1960年代?」な感じで調子乗ってた僕の目を覚まさせてくれたアルバムでした。時代的には進化したというべきか。といっても、このアルバムは1987年発売で、そのとき僕はまだ9歳くらい。聴いていたわけもなく。十分に時代遅れではあったわけで。まあでも、色あせないですよね。どれも。
で、3曲目に超有名曲の「Last Train Home」(この曲の中盤以降の盛り上がりは最高の一言!)がありつつ、4曲目が「(It's Just) Talk」となります。静物画の中の「Talk」の曲か!と盛り上がりましたね。まあ、どこが「話すこと」なのかまではよくわかってないのですが。疾走感あふれるアルバムの中でこの1曲だけが、柔らかい雰囲気に包まれた曲かなとは思います。
うーん。思い出を語っただけで、長くなってしまいました。他の曲についても語りたいところですが、このアルバムについてはこの辺にしとこう。
続きはまた明日。続けているうちに、いつか自分の軸に辿り着けたらいいな。
というわけで、パット・メセニーは、僕のとても好きなギタリストです。
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