中学校の学びをする意味「社会編」
どうも、中学国語担当の塾講師ですが、社会も教えるYAPPYです。
「なんで勉強しないといけないの?」と思う、
中学生にお答えするシリーズ、「社会編」です。
「社会」には、「公民」「地理」「歴史」という単元があります。
私は、
①「公民」=未来
②「地理」=現在
③「歴史」=過去
という考えで、生徒たちに理解してもらえるよう努力をしています。
では、それぞれを、詳しく。
①「公民」を学ぶ目的は、「未来のあなたが損をしない」ためです。
細かく説明しますね。
「選挙」未来の自分たちのために必要
「憲法」自分たちが住む日本の今後を今から考える必要がある
→「選挙」の先に「憲法」があると思います。自分で判断しましょう。ただ、選挙には必ず行くようにしてください。あなたの年代が何人選挙に行っているのかというのは、すごく大切な数字です。議員の先生方も、生活していかなければならないので、何票集めれるかどうかといくのは大切な指標です。
「経済」自分が損しないようにする。
→税や経済の仕組みは、知らなければ損をする仕組みがたくさんあります。知っていて損をするのは自由ですが、知らずに損をするのはもったいないです。「自分は知らなかった!誰も教えてくれなかった!」と言っている人の大部分は、中学レベルの勉強もしていない人じゃないかと思います。
②「地理」を学ぶ目的は「今、あなたが囲まれている世界を知る」ためです。
「日本地理」は、まさにあなたが存在する世界。
→今のあなたが何で作られているのかを「日本地理」で知ることができます。あなたは本当は何を求めているのでしょうか。それを知っていたとしても、地理を知らずして、自分の生きる目的を達成できるとは思えません。あなたの人生の目的は、都会で満たせるのか、それとも地方で満たせるのか。それは仕事かもしれないし、食べ物かもしれないし、自然かもしれない。でもそれは全部、”場所”が重要な要素です。
「世界地理」もこれからのあなたには重要です。
→いまはまさに、グローバルな社会。世界の中での、”現在”の日本の立ち位置から、自分について考えていきましょう。おそらく、これからあなたは、どこかの会社に入れば一生安泰に暮らしていける、そんな状況ではなくなるでしょう。世界の中で、自分と自分が求める目的を共有するための仲間とともに、緩やかに繋がりながらビジネスをしていくことになると思います。その中で、最低限の現状と、歴史については把握しておく必要があります。
③「歴史」を学ぶ目的は、「過去に学ぶ」ためです。
「歴史」は、人間の宝庫。
→人間という在り方は変わらないと思います。わたしも、あなたも。強さも弱さも持ち生きていく。在り方の本当のところは「生きていく」ために生きているということじゃないかと思います。「飯を食うため、水を飲むために生きている」ということ。
その、食料や水のために始まった戦いの歴史が、今までの歴史。でも、後何十年かで、基本的人権という名のもとに、すべての人類の食料と水が保障される。そんな時代がくるかもしれません。そうすれば人間は変化していくかもしれない。でも、少なくとも、君がビジネスを始める時代には難しいでしょう。
だから、歴史を学び、人間がどういう生き物かを知る必要があり、自分が生きていく世界の中で、「日本」がどういう立ち位置なのかを考える必要があります。
人間が変わらないからこそ「歴史」は繰り返します。でも、私たちが一番有利なはずなのです。「失敗に学ぶことができる」からこそ、それを「文字」に残しているから、反省を活かすことができるのです。
しっかり学びたい人は、↓これから読んでいきましょう。
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読むと「日本」という国が、世界の中でどんなに特別な国かということがわかります。
以上が中学校で「社会を学ぶ意味」かと思います。いかがでしょうか。
※歴史について、また安保法制について、以下の記事で補足します。