福岡県の高校入試国語で50点~④随筆
福岡県高校入試、国語で50点取るための、成績アップシリーズ。
今回は大問③随筆について書きますね。
配点は、16点。12点くらいを目安にしていきましょう。
福岡県入試の特色が、
この「随筆」という単元になります。
一般的に、文学的文章というカテゴリーで出題されるのは、
「小説」がメインになりますが、(センターなんかもそうですね)
福岡県では「随筆」が出題されています。
【随筆】の意味としては、、
心に浮かんだこと見聞きしたことなどを、筆にまかせて書いた文章。
といった感じで、
日本では古くから、このスタイルで書かれた文章が、
名文としてたくさん残っています。
では、どうやって「随筆」を読む力を上げていけばいいのか。
そこがポイントになります。
ここで、私が思うのは、
”解き方”としては「論説文」と同じでいいのでは?
ということ。
出題傾向が、表現という範囲が多くなっていますが、
「論説文」を学ぶときに、解法を習っていくと思います。
具体的に言うと、
「筆者が言いたいことは、表現を変えて、何度も書かれている」
ということになります。
27年度の「随筆」は、以下のような出題になっています。
問3 本文中に”めんどうくさいこと”とあるが、それを別の言葉で表現している最も適当な十四字の語句を、本文中からそのまま抜き出して書け
問4 本文中に”既視感を感じる”とあるが、そのことを筆者はどのように表現しているか。最も適当な二十二字の語句を、本文中からそのまま抜きだし、その初めの七字を書け。
問5 本文中に”こころはどこかほどけている”とあるが、それを具体的に述べている最も適当な形式段落は、第何段落か。その形式段落を示す数字を書け
「福岡県公式サイト 平成27年度入学者選抜学力検査 より」
特に、問3・4は、別の表現で書くという、
表現に重きを置いた内容になってきます。
ただ、論説文でも同様の出題形式はあるのですが、
「随筆」のほうが、より、根拠が少なく、
そもそもの国語力が問われるケースが多いと思います。
問4の、”既視感”などは、言葉の意味を知っているかどうかで、問題の難易度は大きく変わってくることでしょう。
読書の量と、知らない言葉をそのままにせず調べていく姿勢が問われています。
ちなみに問6は、
「理由」を「おとなは、」に続けて、20文字以内で書け。
という問題。
「理由」を問われたら、文末を「から」で終えてください。
「理由」→文末は「から」
「目的」→文末は「ため」
です。必須条件です。
ですので、20文字という制限はありますが、
「おとなは、~~から」という確定しているところが7文字ありますので、
実際にあなたが考えるのは、
8~13字になります。
8字で良いと思えば、割と簡単に思えるでしょう。
このあたりの、
「まず、自分で考える文字数を減らす」テクニックも、大切にしてください。
実際、そんなに難しい内容ではありません。
決まりに慣れれば、かなりの人が50点取ることができる。
それが、福岡県国語の入試問題だと思います。
頑張ってください!
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